お酒の飲み方で、「ウイスキーのロックをダブル」て何?

ウイスキーのダブルて何酒の飲み方

お酒を飲んで、2軒めにバーに行くとします。

友人が「ウイスキーのロックをダブルで」とカッコよく言ったら、あなたはどうですか?

日頃、ウイスキーに飲み慣れていないあなたは、頭の中が「?」になりますよね。

そうならないために、ウイスキーの飲み方を教えますね。

今度、バーに行ったときにカッコよく注文できるので読んでみてください!

 

飲み方としてストレートやロックなど大きく5種類

お酒の飲み方でウイスキーや焼酎にも同じことが言えるのですが、基本は5種類の飲み方が主流になります。

 

氷を入れないのか入れるのか、さらに水で割るのか、炭酸で割るのか、お湯で割るのかに分かれます。

 

飲み方1 ストレート系(氷なし)

ストレート

この飲み方は、グラスにウイスキーだけを入れる飲み方です。氷もいれません。なので、アルコール度数も高いので、グラスは少量の小さなグラスなどに入れられます。

 

昔「ハスラー」というビリヤード映画がありました。ポール・ニューマンが主演の映画です。おちょこぐらいの小さなグラスに、ウイスキーを少量だけ入れてグイと飲んでカッコよかったです。

トワイスアップ

こちらもお酒好きの通な飲み方です。グラスにウイスキーを入れます。ウイスキーと水の比率を1対1で同量の水をいれます。氷は入れません。ハーフ&ハーフでウイスキーの香りを楽しめます。

 

飲み方2 ロック系(氷あり)

ロック=オンザロック

グラスにウイスキーと氷だけを入れる飲み方です。オンザロックとも言いますね。最初は度数が高く感じますが、時間を置くと、氷がジワーと溶けて、ウイスキーと馴染んでまろやかになってきます。

憧れの飲み方です。

バーのカウンターで、「ジャックダニエル(バーボンウイスキー)をロックで」と言えるようになるといいですね。

ミスト

こちらは、氷が特徴なんですが、グラスにクラッシュアイス(細かい氷)をなみなみと入れます。そこにウイスキーを入れて、マドラーでグラスの外側に水滴がでるぐらいグルグルとまぜます。そして搾ったレモンを入れて完成です。

 

飲み方3 水割り系

ハーフロック

グラスに氷を入れ、ウイスキーと水の比率を1対1に入れた飲み方です。わかりやすく言えば、ロックと水割りの間になります。水割りとの違いは、ウイスキーと水の比率がおよそ1対3が水割りだと考えてください。

トワイスアップに氷を入れたバージョンになります。

水割り

こちらは、ウイスキーに氷と水を入れる飲み方です。ウイスキーと水の比率がおよそ1対3がいいでしょう。少し濃いと感じられる方は、比率を好みで1対4や1対5でもいいです。

余談ですが、海外ではあまり、水割りで飲むことはありません。日本人の飲み方といってもいいでしょう。

ウイスキーは度数が高く、個性が強いので、食後にお酒だけを楽しむ飲み方が主流ですが、食事と一緒に飲みたい方が昭和に推奨したのでしょうね。じっくりと食事も楽しみたい人向けの飲み方です。

 

飲み方4 炭酸割り=ハイボール

ウイスキーに氷と炭酸を入れる飲み方です。ウイスキーと炭酸の比率がおよそ1対3がいいでしょう。少し濃いと感じられる方は、水割り同様、好みで1対4や1対5でもいいです。

 

現在のウイスキーの飛躍の立役者がハイボールですね。サントリーさんが角ウイスキーの復活を狙ってリバイバルした炭酸割りの飲み方です。

お酒の飲み方の「駆けつけの1杯、まずは1杯」のビールの立場を逆転するぐらいの勢いです。今の若い方は、ビールよりハイボールの方が親しみやすさを感じていますね。

私は、最初ビール、次にハイボールの流れが多い、中高年パターンですが…

 

飲み方5 お湯割り

バーなどでは、お目にかからない飲み方ですが、寒いときのウイスキー好きには、たまらない飲み方です。体が冷え切ったときの最初の1杯になりますね。家飲みで楽しめる飲み方ですね。

 

ウイスキーとお湯の目安は1対3でいいでしょう。少し濃いと感じられる方は、比率を好みで1対4や1対5で結構です。

 

ウイスキーの容量を決めて注文する。通常はシングルorダブル

ウイスキーの飲み方がわかれば、ここでは、お酒の容量のことをお伝えします。

シングル=ワンショット=ワンフィンガー

シングルとは約30ml(1オンス)の容量です。
ワンショット約30mlのことです。「1杯30mlでください」という意味です。生ビールの「生おかわり」みたいな言い方になりますね。
ワンフィンガーの容量も約30mlのことです。指をカウンターに寝かせた高さを示す意味です。高さは1.9cmです。自分がシングルで飲みたいときに、グラスに人差し指を寝かせて意思表示したりします。

 

ワンショット、ワンフィンガーは、容量がシングルということで、言い方の違いだと理解するとわかりやすいです。

ダブル=ツーフィンガー

シングルの2倍ということでダブルといいます。約60mlですね。

同じくツーフィンガーは指2本の高さで同じ容量という意味になります。

 

木の実ナナ&五木ひろしのデュエット曲「居酒屋」の歌詞に「そうね ダブルのバーボンを」が有名ですね。

おじさんネタですみません。

 

 

ジガー

あまり、注文では言いませんが、シングルとダブルの中間で45mlの容量をジガーといいます。

 

ウイスキーの具体的な注文のポイントは?

飲み方として、容量のことは、理解してもらったと思いますが、お酒の注文では具体的にウイスキーの銘柄を決めてくださいね!

ウイスキーの注文としては、ポイントは3つになります。

1.銘柄を選択
2.飲み方を選択 ストレートorロックor水割りorお湯割りor炭酸割り
3.容量を選択 シングルorダブルorジガー

 

例とすると

「マッカラン(銘柄)のロック(飲み方)、ダブルで(容量)!」

となります。

注文のイメージが湧いてきたでしょうか?カッコよく言えそうですか?

 

私の注文方法としては、下記のようになりますので参考にしてください。

・銘柄と飲み方を伝えます。

・ストレートか、ロックの場合に、容量を言います。シングルかダブル。(1杯でサッと帰るときはシングル、じっくりいたいときはダブルです)

ただし、トワイスアップ、ハーフロック、ミスト、水割り、お湯割り、ハイボールは容量はあえて言いません。店員さんがグラスに対して最適の容量で入れてくれるのでお任せするスタイルです。

 

悪酔いしないためには、チェイサーが必須

ウイスキーは、酒類の中では、蒸留酒でアルコール度数が高い分類になります。ウイスキーをストレートのシングルで頼むと30ml。この中でアルコール分が40%とすると、12mlがアルコールになります。

 

シングルは短時間で飲めたりします。続けて、2杯飲むと24mlとなります。

例えば、生ビールを500mlとしましょう。アルコール分は5%とすると25mlとなり、ほぼ同量です。

 

なので、ウイスキーは総容量が少ない分、早く飲めてアルコールを多く摂取する傾向が強くなります。健康管理には十分気をつけてくださいね。

 

オススメは、合間合間に水(チェイサー)を一緒に飲むと、1杯にかける時間が長くなります。結果、摂取するアルコール分が少なくなり悪酔い予防にもつながります。

 

通常、ストレートやロックを頼むと、チェイサーは一緒に提供されます。もし、提供されない場合は、店員さんに「チェイサーください。」「お水ください」といえば大丈夫なので安心してください。

 

ウイスキーの飲み方のまとめ。シングルやダブルの理解

最初はとっつきにくいお酒の飲み方と感じますが、以外と覚えると気軽にバーでも注文できると思いませんか?

 

最初にお酒の銘柄、次に飲み方、次に、容量を伝えるだけで大丈夫なんですね!

もっと、いえば、順番はバラバラでも結構です。

 

極端に言えば、銘柄と飲み方だけでも伝わります。容量は店員さんが聞いてくれます。

 

さらに極端に言えば、飲み方だけでも伝わります。銘柄と容量を店員さんが聞いてくれます。

 

そうすると、店員さんとも仲良くなれるので一挙両得ですね。

 

もちろん、バーだけではなく、家飲みで練習すると理解が早まります。一人でウイスキーを用意して、水や氷や炭酸があれば、何でも作れます。バーテンダーになった気持ちで楽しんでもらえると嬉しいです。